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オホーツク・道北方面・十勝方面キャンプレポ Copyright© 2009-2011 eiyo All rights reserved.
2024.05.05 Sun
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2009.11.16 Mon
北海道は、早い所では9月末でクローズするキャンプ場も多いので、選択肢が必然的に狭くなってしまうのは否めませんが、今年は湖畔や貯水池などの近くが多かったので、高原のキャンプで最後を締めくくりたいと思っていました。いろいろと考えて、この日は士幌高原ヌプカの里へ出発したのでした。士幌高原は風が強く吹く場所であることも事前に調べていたため、ペグはどのような地面でも対応できるように一応何種類かを用意して持っていきました。
着いてから、ロッジヌプカで受付。「あの~、キャンプしたいのですけど…」。
 
「えっ?キャンプですか?コテージではなくて・・・?」
 
「はい・・・キャンプしたいのですけど。」
 
「昨日、後ろに見える白雲山で初雪が観測されたのですが、朝晩は相当寒いですよ。明日の朝は3度くらいの予報ですけど防寒対策は大丈夫ですか?」
 
「はい、防寒対策はしっかりとしてきました。」
このような会話をしながらサイト使用料金300円を支払い、荷物の搬入時は車の乗り入れはOKとのことでしたので早速サイトへ向かいました。

DSCN1215.jpg
サイトは山の傾斜を利用した段々畑のような感じです。一つ一つの区画は、少し狭い印象を受けます。地面は芝が生えていますが、土がむき出しになっているところも多く、けっこう大きな石もごろごろと地面に埋まっています。平らで広くて地面の石が気にならないところを探すと、テントを張る場所はおのずと限られてきます。
 
地面はしっかりとしていたのでペグのかみ具合も申し分なく、多少の風が吹いてもおそらく大丈夫だろうということで、ロープの張り具合を確認してから、テントの中でくつろいでいました。
 

夕刻の食事の支度をしている途中、雨がポツリポツリと降ってきたかと思うと、そのうち少しずつ雨脚が強くなってきました。さすがに天気が変化しやすい高原。携帯電話で十勝地方天気予報を確認すると夜中の0時過ぎには雨があがるとの予報でしたが、平野部から600メートルも高い場所ではどうなのかな?などと気にしながら過ごしていました。
 
DSCN1171.jpg
テントサイトのちょうど真上にトイレがあり、さらに、その上には焼肉ハウスがあります。コテージに団体で宿泊している人たちが宴会をおこなっていたのでしょうか?ハウスから楽しそうな笑い声が聞こえてきます。夜の9時くらいにはお開きになったらしく、急にあたりが静かになります。当然ですが、私たちしかテント泊はいませんから静かになるはずです。
リビングでワインを飲みながら子供たちと談笑していると、テントにあたる雨の音がかなり激しくなってきました。そして強い風が一定の間隔でふきつけてきます。
 
遠くからザザーッと音がしてくると、そろそろ強い風がテントにぶつかってくるなというのがわかり、そして数秒後にテントに強い風がぶつかります。そんな状況でしたので子供たち的にはスリルがあって怖いのと楽しいのが交じり合っているかの様子。私も風の強さが気になったので風が落ち着くまでは、時折ロープの張り具合や外の雨の状況をチェックしたりしながら過ごしていました。雨が止んで、風が弱まったのは夜中の1時くらいでしょうか?外に出て空を見上げるときれいな星がいっぱいに広がっていました。そして、真上のトイレ付近まで歩いていくと十勝平野に広がる夜景がきれいに見えたのでした。このままなら明日は朝日が拝めるだろうか?そんな期待を胸に、一度体を休めたのでした。

DSCN1188.jpgDSCN1183.jpg朝が明ける頃、テントから出ると雲が少しかかっていました。外はさすがに寒く、手元の温度計では3度を下回っていました。しかも朝日を拝むには微妙な状況。朝日が昇り始め、辺りが明るくなり始めました。しかし雲がちょうどいいところに広がっており、雲と雲の切れ間からほんの少しだけ太陽が顔を出しましたがすぐに雲に隠れてしまいました。

DSCN1193.jpg
昨晩の雨が頂上付近では雪に変わったのか、後方の白雲山の頂上付近に白い雪化粧が薄っすらと見えました。





DSCN1199.jpg
陽が昇りきると青空が広がり、テント前に広がる風景が心を癒してくれます。これを味わうためにこの場所に来たのだなぁ、そんな充実感を得ることができたキャンプでした。
そして、今年はこれが最後のキャンプとなりました。今年は少ないキャンプでしたが、また春になったらさわやかな北海道のファミリーキャンプを楽しめることを夢見ながら、冬篭りに入ります。



DSCN1202.jpgDSCN1214.jpg
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[士幌高原ヌプカの里] ブログ村キーワード
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2009.11.14 Sat
[レイクサイドパークのとろ] ブログ村キーワード

今日の道東は冷たい雨にみまわれましたね。少し前に降った雪は今日の雨ですっかりと融かされてしまいました。この時期はなんとなく生活スタイルも気持ちも中途半端な感じがします。雪が降る前の何にもない時期というのでしょうか・・・。
だから2009年のキャンプを振り返ることもできるのかもしれませんね(笑)
 DSCN0998.jpg8月に行った和寒町南丘森林公園キャンプ場での連泊キャンプからしばらく間が空いた921日から22日に、レイクサイドパークのとろでキャンプをしました。間が空いてしまったのは8月中旬から9月中旬までは土日に予定外の仕事が入ってしまったから。腰の調子も相変わらず不安定ですし、今年はいつもよりもキャンプを楽しめていないなぁというのが率直な思いでもありました。
さて、レイクサイドのとろを選択した理由は、実は道北方面に行こうと考えていたのですが予報による天候が不安定であり、いちばん安定してそうな場所が網走近辺だったからです。

 DSCN0995.jpgキャンプ場に行く前に、近くの能取漁港で釣りをすることにしました。釣りを楽しんでいるファミリーが多いようですね。カレイやコマイが釣れるようですが、正直言ってあまり釣れない(汗)





それnotorogyokou.jpgにしてもウグイがいっぱい寄ってきますねぇ。娘がウグイを得意げにゲット!しかし私の中でウグイは釣果の対象に含まれていませんから(笑)
 







DSCN1001.jpg釣りもほどほどにして、キャンプ場に向かいました。ここは場所によってはフリーサイトでもセミオート感覚でキャンプができますが、フリーサイトはキャンプ場の空きスペースみたいな感じなので雰囲気がありません。ここに泊まるのなら、だんぜん湖畔側のオートサイトが良いですね。私たちは湖畔に近いオートサイトを選択しました。さすがにこの時期になるとキャンプをしている人は少ないですね。おそらく夏の最盛期なら予約をしないと場所の確保をするのは難しいかもしれません。
いや、しかし、もう9月の末だというのに大きな吸血虫が大群でテントに近寄ってきます。蚊取り線香、虫除けキャンドル、虫除けスプレーなどありとあらゆる対策を講じましたが、糠にクギのようなもので、気づいたら刺されています(苦笑)湖畔沿いのキャンプ場の宿命なので仕方がありませんが、スクリーンテントなど防虫対策などは必須といえます。
DSCN1005.jpg それにしてもエクセレントな芝生ですね。とにかくテントサイドの芝はフカフカです。大きな広場や遊具もあるので運動グッズをもっていけば子供たちは一日中遊べると思います。
私たちが泊まったオートサイトはスタンダードタイプ(設備なし)で2,100円です。流しと電源付きのプライベートサイトもあるようです。



DSCN1017.jpg昼間は青空も見えていたのですが、夕方になって雲がかかってきました。夕日は拝めるのか・・・。太陽が沈む少し前に雲の合い間から夕日を覗くことができました。天気が良ければ自分のテントで夕日を眺めながらワインを飲むなんてこともできるのです。あいにくこの日は沈む前に雲に隠れてしまいました。






DSCN1037.jpg次の日の朝は曇り空。残念ながら朝日を望むことはできませんでした。
朝から少しゆっくりとキャンプ場内を探索。ここにはパオという宿泊できる白い建物がありました。表面を触ってみると、しっかりとした分厚いビニール製のテントいった感じでした。中はどのような状態なのかは実際に泊まってみないとわかりませんが、小さなお子さん連れのご家族の利用が多いようですね。
 


DSCN1032.jpgコテージはさすがに大きくて立派ですね。裏側の芝生広場からから見たコテージですが、すべてお客さんで埋まっているようでした。






DSCN1042.jpgキャンプを終えて、車で能取岬まで行ってみました。曇りで風も強く、イメージとしてはなんとなく寂しい感じのするところですが、意外にも観光客が多いのにびっくり。








DSCN1041.jpg岬から見おろすと、轟々とした荒々しいオホーツク海を一望できます。
下を見ていると吸い込まれそうな感じがして、少し恐ろしいですね。
いやぁ・・・風が冷たかったですねぇ。

いずれにしても、久しぶりにのんびりまったりと家族で過ごすことができました。
10月に入ると北海道道東も本格的に朝晩の冷え込みが厳しくなるので、今年はこれでキャンプも終わりかなぁと感じていたところですが、いつも車に積みっぱなしのキャンプ道具をまだ車から降ろす気にはなれないですし、そして、今年はあまりキャンプに行く機会がとれなかったこともあって、せめて10月に入ってから1回はキャンプに行こうと家族で話をしながら、家路を走るのでした。
(つづく)
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2009.11.12 Thu
[和寒町] ブログ村キーワード
呼人浦キャンプ場でのアルバーゴ設営練習とデイキャンプからしばらく経ちました。
腰のリハビリを地道に行い、本調子ではないにしても、そろそろどこかに行きたいと思っていた頃でした。仕事の状況も考えながら、そして、子供たちの夏休み中に1度はキャンプに連れて行ってあげたいという思いもあり、8月2日から5日の3泊4日でキャンプに行ったのでした。
天気は相変わらず不安定。天気予報とにらめっこしながら直前まで行き先に悩みましたが、旭川方面が比較的安定していそうな天気であったため、一度は行ってみたいと思っていた和寒町南丘森林公園キャンプ場に行くことにしたのでした。
DSCN0725.jpg現地に着くまでは時折激しい雨脚に見舞われ、たしか天気予報ではそれほど雨が強くなる予報ではなかったのに、と思いながら、現地に到着したのでした。
現地に着くと、雨はぽつぽつと降っており、何組かのキャンパーがテントを張っていました。
管理棟で受付を行いましたが、管理棟の方と少しお話をしたところ「今年は天気が悪いからキャンプ場が賑やかになることはないねぇ。学校が夏休みシーズンでもこれだから。いつもの年ならキャンプしている人も多いんだけどねぇ。まぁ好きなところにテントを張ってよ。なんぼでも泊まっていいからゆっくりしていきな」とお声をかけていただきました。
雨がずっとふっていたせいもあり、なるべく水はけの良さそうな場所を探しがてら、キャンプ場の様子を見て回りました。このキャンプ場は南丘貯水池にあるのですが、この貯水池は人工的に作られたとは思えないほど自然度の高い場所です。とにかく美しい景観なのです。
DSCN0733.jpgここはオートサイトで1泊2,000円。円形で8区画に分かれた炉つきのサイトでした。ただし、一区画が狭いような気がします。
私たちはオートサイトではなくフリーサイトにテントを張ることに決めていたので、ここは素通りしました。ちなみにフリーサイトは1泊(1張)1,000円です。




DSCN0784.jpg見づらいとは思いますが、オートサイトの前には水生植物園といわれる場所があります。池の中に橋渡しがしてあり、その周囲に水生植物が生えています。この時は立ち入り禁止になっていました。おそらく雨が続いていたので水位が上がっていて危険だったのでしょう。




DSCN0799.jpg水はけの良い場所を探して周り、フリーサイトの奥の湖畔に円形のインターロッキングを施した広場がありました。この付近は明るくて、天気が回復すれば地面やテントも乾きやすそうな場所であり、そして、目の前に美しい貯水池の景観が広がっているのが魅力的だったので、すぐにこの場所にテントを張ることに決めたのでした。カヌーポートらしきものがあるので、カヌーをしながらキャンプをする人には最高の場所なのでしょう。
しかし、荷物運びの苦労は仕方がありません。特に腰が完治していない私にとってはほんの少しきつい作業ではありました。

DSCN0736.jpg池の脇には水生植物と一緒にきれいな花が咲いています。8月という時期もあり、いろいろな種類のトンボがあたりをたくさん飛んでいます。






DSCN0757.jpg貯水池の周囲には約4キロの遊歩道があります。とても自然度が高く、クワガタやカブトムシ、セミなど様々な昆虫を普通に見かけます。
貯水池の反対側から私たちのテントを張った場所を眺めてみました。





DSCN0754.jpg遊歩道の途中にはこのようなせせらぎ川も造られており子供たちの水遊びができる場所があります。
この近くには多目的広場があり、思いっきり好きなだけボールをけったり投げたりできる場所があります。




DSCN0763.jpg夕方になると、テントを張っているのは我が家だけになりました。
どうやら、今晩は私たちだけになりそうな気配。
管理人さんも仕事を終え、管理棟からいなくなると、思ったとおりこのキャンプ場には私たちだけとなりました。
夜は雨がぽつぽつと降ったり止んだりの状況で、目の前の貯水池から「蛙の大合唱」が朝方までキャンプ場内に響き渡ります。
朝、水鳥の声で目を覚ますと、空はやはり曇り空。8月ではあるけど朝方は少し冷え込みがあるので、フリースなどの暖かい衣類がありがたいと感じます。
そんな時、息子が大きな声をあげました。テントのすぐ近くにあった外灯の下あたりに立派な雄のカブトムシを発見したのです。
DSCN0748.jpg実はこのキャンプ場に3泊したのですが、2泊目の夜からは、親子連れで夜中にカブトムシやクワガタを採取している人を多く見かけました。おそらく旭川あたりから来ているのかもしれませんが、天気が良くて暖かい時期にはこのような楽しみ方ができるキャンプ場なのでしょうね。




DSCN0793.jpg2日目から天候が徐々に回復してきました。テントは濡れているのでもちろんもう一泊するつもりで準備してきています。
天気が良くなれば、目の前の南丘貯水池の表情もさらに美しく変化していきました。
テントを出るときれいな景観が広がってきます。






DSCN0790.jpgDSCN0791.jpg
テントの目の前に広がる風景。

DVC00002.jpg
天気が良くなれば、同じ遊歩道を歩いても違った景色を楽しむことができます。
けっきょく、この美しい自然の中でまったりと過ごしたくなり、3泊してしまったのでした。
管理人さんに毎朝ご挨拶するたびに、「今日もゆっくりしていってや」とやさしいお声をかけていただきました。



さて、このキャンプ場はすばらしく管理が行き届いているので、小さいお子さん連れのキャンプでも問題なく過ごすことができるでしょう。いろいろな種類の昆虫採取もできるので子供さんも満足できるのではないでしょうか。連泊でも旭川や剣淵に近いことから食料品の調達や入浴には困りません。
またもう一度行きたいキャンプ場のひとつですね。
(つづく)

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2009.11.10 Tue
[呼人浦キャンプ場] ブログ村キーワード
紋別市コムケ国際キャンプ場でのキャンプを終え、6月最終の土曜日は仕事が入りました。
この日が私にとっての悪夢の1日。仕事中に腰に違和感を覚え、夕方には足が痺れて身動きが取れなくなったのです。日曜日も仕事の予定でしたが、朝になると立てないくらいの腰の激痛と足の痺れにみまわれたことから、その日の仕事は休まざるを得ない状況。翌日に病院へ行ってMRI検査を受けたところ、いわゆる椎間板ヘルニアの軽い状態とのことでした。
手術するまでのものではないらしいのですが、対処療法で様子を見てみましょうということで強い鎮痛薬を服用しながら様子を見たのでした。
そんな状況の中、ネットで注文していた小川キャンパルのロッジドームテント「アルバーゴ45-Ⅱ」が自宅に届いていたのですが、なにせ腰の状態が悪いため、うっとりと箱の中身を眺めるだけの日々が続いたのでした。
腰の痛みが和らぎ、すでに通常の生活に戻りはじめていた7月12日のことでした。朝から天気も良かったし、腰の状況も良くなっていたので、アルバーゴの設営練習を兼ねたデイキャンプをしようと家族に提案。久しぶりにアウトドアの雰囲気を楽しめるのかなぁという家族全員の思いを背負い、テント設営の練習場所を考えていました。今思えば、ここで無理をしなければ良かったと後悔しているのですが、今では過ぎた話です。

私が選択した場所は、網走湖畔にある呼人浦キャンプ場でした。無料のキャンプ場で、キャンパーさんもそれほど多くないため、設営練習の場所選びも苦労せず、周囲にご迷惑をおかけしないで済むというのも理由のひとつでした。
DSCN0666.jpgこのキャンプ場は、網走市に近く、また、すぐ後ろには温泉ホテルがあるなどの利便性の良さから、長期に滞在するキャンパーさんが多いように思います。
やはり無料で利用できるキャンプ場であるため、ここを拠点にして観光をする人も多いのかもしれません。




DSCN0677.jpgサイトの様子ですが、とても開放的です。網走湖そのものは水が濁っており、けっしてきれいとはいえないのですが、周囲の環境は申し分ありません。サイトの後ろに国道が走っていたり、線路があったりなど、日中は少し車や鉄道の音が気になるかもしれませんが、夜は車の通りも少ないでしょうから、静かに過ごすことができるのではないかと予想します。



DSCN0678.jpg湖畔でしばらく風景を眺めていました。やはり湖畔というのは蚊が多いですね。さっそく下の子供がチクリと刺されていました(笑)






DSCN0664.jpgしばらく風景を眺めていると、なにやらヨットの集会なのか?大会なのか?よくわかりませんが、次々とたくさんの帆が岸から湖の奥へと進んでいくのが見えました。





DSCN0671.jpgさて、設営練習です。子供たちが側でボール遊びをしている中、妻と私で説明書を見ながらの設営です。
ん~。やはり初めて設営するときは要領がつかめないので、少し手間取ってしまいました(滝汗)
そんな手間取っている姿をじ~っと見つめる視線?長期滞在していると思われる初老の男性がすぐ近くまで覗きにきて、悪戦苦闘している私たちの様子をず~っと見ていました。何か言いたいのか?それとも、ただの冷やかしか?その状況に少しずつ苛立ちを感じながらも、心の中で気持ちを落ち着かせながら、なんとか設営を終えました。その状況を確認した初老の男性は、す~っとその場から消えていったのでした。「おいおい・・・。何だったんだよ・・・。」見えないプレッシャーを与えられただけに、苛立ちを通り越して、あきれてしまっている自分。しかし、むしろ初老の男性のほうが私たちの様子を見てあきれていたのかもしれませんが(苦笑)
DSCN0669.jpgアルバーゴのとても美しいフォルムに感動を覚えながら、ホッと一息つきました。インナーとフライシートが一体なので、ポールを通してしまえば、一度に全部持ち上げることができます。なので、慣れてしまえば短時間で簡単に設営できてしまうのですが、この時は初めての設営だったのでおそらく30分くらいはかかっていたかもしれません。
さて、テントの機能をいろいろと確認していた時でした。設営中は特に問題のなかった腰に鈍痛のような重たい刺激が走ったと思った瞬間、太ももの裏側からふくらはぎにかけて痺れが出現してきたのでした。「まずい・・・。これは、あの時と一緒だぞ」。この日の夕方、家に着いたが早いか鎮痛剤をすぐに服用し、一晩様子を見ることに。足の痺れは和らぎ、何とか仕事には行ける状態でしたが、腰の痛みはこの後、7月いっぱいまで続いたのでした。もちろん、その間はキャンプに行くことができなかったのは言うまでもありません。
DSCN0674.jpgところでこのキャンプ場、さわやかトイレという名前の水洗トイレがあります。さわやか?なのかは人によって感じ方はマチマチだと思いますが、比較的にきれいに管理されているように思いました。





DSCN0675.jpg炊事場はとても立派でした。ただし、炭を処理する場所はないので、炭は自分で処理するための缶などを用意する必要があります。
また、以前はゴミを置いていく事ができたらしいのですが、今は完全持ち帰りとなっています。
いろいろと苦労のあった設営練習&デイキャンプでしたが、もう今年はキャンプに行けないかもしれないという私の不安をよそに、「もしお父さんが行けなくても、私たちだけでも行くから気にしないでね」とあっさり言われる始末(涙)
いずれにしても、何とか子供たちの夏休み中にせめて1回くらいはキャンプをしなけば子供たちに申し訳ないという思いがひとつの目標となり、腰痛体操やストレッチなどのリハビリに励む日々がつづいたのでした。
(つづく)
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2009.11.09 Mon
[コムケ国際キャンプ場] ブログ村キーワード
コールデンウィークのキャンプからしばらく間が空いた6月20日~21日、紋別市のコムケ国際キャンプ場に向かいました。今年は週末ごとに天気が悪かったり、週末になぜか仕事が入ったりして、思うようにキャンプへ行くことができないと感じていた頃でした。
予報ではどうも天気がいまいちという週末でしたか、久しぶりにキャンプに行けるチャンスという思いもあり、前の晩から天気予報とにらめっこして出した結論は、紋別方面が安定しているだろうと・・・。
なので朝早くから張り切って荷物を車に詰め込んで、出発したのですが、空は雲が広がり不安定な天気が続いていたのでした。
f76e30bb.jpg現地に着いたのは昼過ぎ。キャンプ場の道路をはさんだ向い側にコムケ湖を眺めることができる駐車場があり、周辺の案内板が立っています。
さっそく子供たちによる記念撮影となりました。
気温は暑くもなく寒くもないという感じでしたが、雨がいつ落ちてくるかもしれないという状況に変わりはありませんでした。



DSCN0639.jpgキャンプ場に入るとこのようにサイト中央に舗装道路が通っています。通路の両側にテントサイトが広がっています。
この通路の奥側に4~5台くらい車を止めることができますが、セミオート感覚でテントを張ることができます。






DSCN0634.jpg通路から向かって右側のサイトには、大きなカシワの木が美しい姿を見せてくれます。まるで、このキャンプ場の顔だといわんばかりのすばらしい木です。
こちら側のサイトは広々として明るい雰囲気を醸し出しています。この写真は次の日に青空がほんの少し顔を出したときに写したものです。




DSCN0609.jpgこちらは通路から向かって左側のサイト。適度に木が茂っており、雰囲気も良いですが、この写真の左側にはまったく周囲の風景とマッチしていない色の柵を施したドックランが設置してあり、せっかくの雰囲気を台無しにしている感があります。せめて、柵の色をもう少し周囲の色にあわせればいいのになぁと思うほど、目立つ色なのです。雰囲気の良い木陰のサイトでありましたが、このドックランが目に入ってしまうので、このサイトにテントを張るのをあきらめました。


DSCN0636.jpgやはり私たちとしては、あの美しく凛としたカシワの木を眺めることができるサイトにテントを張ることにしました。本当にすばらしい木ですね。あの下にテントを張ろうとも考えましたが、荷物をあそこまで運ぶのは厳しいなぁと・・・(汗)
それにスクリーンタープを張っていることからも想像はつくと思いますが、とにかく大きな吸血虫が飛びまくりなのです。
湖畔近くのキャンプ場の宿命みたいなものですが、この辺りの蚊は大きいので防虫対策は万全にしなければなりません。

DSCN0620.jpg時間があるので、コムケ湖からオホーツク海までの約2km弱の道を歩いてみました。
オホーツク海までは車でも移動できるのですが、6月の末頃から時期は道端に原生植物などの花がきれいに咲いているので、ゆっくりと眺めながら歩いていくのも悪くありません。



DSCN0616.jpgDSCN0615.jpgこのような花が道端の所々に咲いているのです。







DSCN0617.jpgオホーツク海とコムケ湖を結ぶ水路です。汽水湖であるコムケ湖にオホーツク海の水が轟々と流れ込んでいます。
そして、そのすぐ横に粗い砂利を敷き詰めたようなオホーツク海の砂浜が広がります。




8f573345.jpg曇っているのでわかりにくいですが、波打ち際の水はとても澄んでいてきれいです。遠浅なのでしょうか?近くで釣りをしている人も見かけました。しばらく見ているとカレイを数匹釣り上げていました。
ここでは釣りも楽しめるようですね。
「今度来るときは釣り道具も一緒に持って来ようね」等と子供たちと話をしながら、冷たいオホーツク海の水際にあるきれいな石を拾ったり、面白い形をした流木を集めたりして遊んだのでした。

DSCN0629.jpgこの日の夜は、愛知県からキャンピングカーで旅行をしているというご夫婦から、コマイの唐揚げをいただきました。
この日の午前中に枝幸の漁港で釣ったものだそうです。
とても香ばしいコマイの唐揚げに舌鼓を打ちながら、静かな夜を過ごしたのでした。次の日は、空に雲が覆っていたので朝日を見ることはできませんでしたが、昼前には青空も顔を出してきました。


DSCN0628.jpgこのキャンプ場の良いところは、まず管理がしっかりと行きとどいています。管理人さんも親切な人ですし、管理等にはコインシャワー、そして、管理等の裏側にもきれいに掃除が行きとどいている水洗トイレもあるので、小さいお子さんでも安心して利用できるキャンプ場です。
料金は、高校生以上が一人200円、中学生以下が100円。この料金で早い者勝ちではありますがセミオート感覚でキャンプができるのも魅力だと思いました。ところで、この後私の身に思わぬアクシデントが起こってしまい、一番理想的なキャンプシーズンである7月を棒に振ることになろうとは、この時は家族の誰一人として想像もしていなかったのでした。
(つづく)
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2009.11.08 Sun
[サホロ湖キャンプ場] ブログ村キーワード
札内川園地キャンプ場の強風から逃れるように、2009年5月3日~5日までの2日間を新得町サホロ湖キャンプ場で過ごすこととしました。実はここに来る前に、狩勝高原に足を運んだのですが、熊が出没したためにキャンプ場そのものを閉鎖していたため、サホロ湖キャンプ場に移動したのでした。結果としては正解で、天気もよく、風も穏やかな2日間で、のんびりまったりと過ごすことができたのです。
DSCN0567.jpgサホロ湖キャンプ場の魅力は、とにかく広い、きれい、無料ということでしょうか。ただし、サイトはまともに平らなところが少ないので場所選びは悩みます。
一般的には、一番最初に目に入る駐車場付近はトイレも近いことや、セミオート感覚でテントを張ることができるため人気があるようでした。
また、管理等や炊事場近くにテントを張っているキャンパーさんも多いようです。
私たち家族は、最初の駐車場を過ぎてさらに奥へ車で進むと4~5台ほど駐車できる場所があり、そこからテントサイトへ荷物を手で運びました。

DSCN0563.jpgこの場所はトイレや炊事場からも遠いですが、人工的に作られた小川がすぐ横を流れており、周囲の景観も良いことや、比較的平らな場所でもあるため選びました。





DSCN0566.jpg私たちのテントの後方にこのような人工の小川が流れていました。
近くに流れている川から水をひいているためきれいです。






DSCN0571.jpg5月ですから水も冷たいので、ペットボトルやビールなんかを冷やしておきます。







da86f4c5.jpg子供たちにとっては水の冷たさなんで平気みたいです(笑)
すぐに靴とズボンを脱いでジャブジャブやってました。
春の陽気も手伝っていたせいか、思わぬ珍客に子供たちの大きな悲鳴が聞こえてきたのでした。




DSCN0579.jpg小川の横に積んでいる石と石の隙間から、アオダイショウが顔をひょこりと出していたのでした。
おそらく、あたたかな陽気であったため、体を温めるために外に出てきたのでしょうか?




DSCN0587.jpgサイトから佐幌川を渡ってサホロ湖に向かうまでの散策路があります。
散策路の途中からサイト側を見ていますが、さすがに5月のため山頂にはまだ雪が残っています。





DSCN0586.jpg散策路の途中に「アイヌネギ」を発見。よく見ると周囲にはけっこう生えていました。






DSCN0581.jpg奥へ進むと所々にこのような木で作られた渡り道路がありますが、木が朽ちているために床が抜けているところもあるので注意が必要でした。








DSCN0583.jpgサホロ湖の奥側の岸からサイト方面を眺めました。人工貯水池ですが以外にきれいで驚きました。夏ならもっと緑が映えて美しいかもしれませんね。






ちなみに、2日間過ごした帰り際に、ちょうど私の大事な部分に違和感を感じたため、何かと思えば原因はダニでした。しかも、ホントにあの部分に噛み付いているのです。
帰ってから皮膚科を受診しましたが、この時期のダニはリケッチアなどの感染症を引き起こす可能性がたかいので、素人が自分で引き抜くのは危険だそうです。頭が残っていたら菌を体内に媒介することがあるからだそうです。おかげで1週間ほど抗生物質をのみ、レーザーで焼いた患部に薬を塗りこむ日が続きました。
(つづく)
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